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車輌

2022年1月19日 (水)

チビロコをDCC化

チビ客車動力ユニット

暫く模型から遠ざかって放置していたら、C-SizeDCCのArduino Nano Everyが壊れました。アクセサリデコーダを交えたアナログ車両の自動運転が出来なくなりましたが、原資をEveryの買い足しに回せないので、予定していないチビロコを渋々DCC化する事にしました。車両の分解は面倒なのでお勧めしませんが、参考までに概要をお伝えします。
チビロコ客車の分解は下記のURLを参考にしました。
http://kyukoyoshinogawa293.blog.fc2.com/blog-entry-655.html

手順は

  1. カプラーポケットを外す
  2. 下回りカバーの先端を持ち上げて外す
  3. スタビライザーごと車軸を外す
  4. ダイキャストブロックを取り出す
  5. モータのリード線から集電板をハンダゴテで外す
  6. モータのリード線にデコーダへのピンフレームを取り付け
  7. 集電板にデコーダへのリード線をハンダ付け

片側3か所のツメ(写真白丸)が固いので時間を掛けて慎重に外しました。そして両サイドのツメの隙間からモータと集電版のリード線を通します。スペースが無くて皮膜の薄い外形0.5mmの耐熱線でどうにかツメがハマりました。

11110

デコーダは、なごでんさんの SmileDecoder R6nを使い、ネットで拾った坊っちゃん列車の汽笛をWAV変換して組み込みましたが、納得のいく汽笛を再現出来なかったので、ワンコインデコーダに変更しました。

Chibi_oneco

 

2019年12月12日 (木)

KATO ポケットラインチビロコセット

街のSL列車

 デジタル鉄道模型フォーラムに「コアレスモーターとDCC相性」の質問がアップされた事に刺激を受けて、気になっていた動力ユニット改良チビロコを買ってしまいました。DCC改造前なのでミント缶のPWMアナログモードで走行してみました。ピュアアナログアダプタ無しでも特に違和感はありません。比較すれば大きな差が出るかもしれませんが、良く言われる低速での異音は感じません。

 

ミント缶IV改造マスコン

 試作テスト中のノッチステップがうまくマッチする動力が少ないなか、始動性が良いチビロコは1ノッチにピッタリフィットしてくれました。

1notch

 1ノッチづつハンドルを進めるだけなので楽ちんでたのしく運転出来ますが、2ノッチに入れただけでも街のSL列車としては速度超過気味(?)、DCC化出来ればCVで調整できるので、他の動力も考慮してノッチステップは修正しなくても良いかなと思います。

2notch

 因みに「Desktop Stationのアンテナ」のブログでパワーユニットを入手された方がいらっしゃいましたので、DCC化のレポートがアップされるのではと期待しています。コアレスモーターはCV読み出しが苦手な様で気がかりですが、致命的な問題でもない(現行のミント缶はCV読み出しが無い言い訳)ので、走行性を優先するとコアレスモーターの採用が増えるのは歓迎できる事かと思います。

 

2018年9月25日 (火)

ロクハンの車輛をDCC化 その2

ロクハン103系モハ102

  動力車であるモハ102をDCC化します。「電機屋の毎日」さんの東武リバティと少し異なる結果になりました。

内部の構造

  東武リバティと変りません。両サイド(赤↑)の4ヶ所は集電ブラシを固定、その他の6か所で床板を固定しています。

image_1
Moha102_1

  全てのネジを外すとモータの配線が現れます。ラグ板が集電ブラシに共締めされています。

image_2
Moha102_2

  モータの配線はimage_1の角穴を通したので穴明けは不要でした。

デコーダの組み込み

  Zショーティの集電不良を回避できず、モハ102もトマランコンデンサが不可欠と思ってスペースの確保のためA053を使う事にしました(結果的にトマラン対策は行っていません)。
  モータ配線のラグ版を外してハーフピッチソケットにハンダ付け、外したラグ版にレールのリード線をハンダ付けして床板の固定ネジに共締めしました。製品のデコーダに付属する絶縁用の黒い収縮チューブは中身が見えなくて寂しい(?)ので透明のチューブを被せました。

Moha102_3

注:A053の接続は6ピンですがNMRA規格のNEM651とはアサインが異なります。

A053

Nem651

  モータの極性が違うのはまあ良しとしても、レールとF0が入れ替わっているのは頂けません。間違ってNEM651ピンアサインで接続するとデコーダが燃えます。NEM651はデコーダを逆刺ししてもデコーダを壊す事はありません。リード線出しのデコーダなので心配は無いと思いますが、DCCに詳しい人程陥る危険をはらんでいますので要注意です。

走行テスト

  Zショーティと違って集電不良が無く快調です。
デワ3002を乗せたZショーティの自重は12g、モハ102は22gです。10gの適当な錘が無くて場違いなレンズを乗せたら33gでした。大幅に重量オーバーしましたがさほど改善されません。モハ102は良しとして、Zショーティは対策しないといけない様です。

Moha102_4

2018年9月17日 (月)

ロクハンの車輛をDCC化

ロクハン103系

  10月6日に浅草のロクハン東京ショールームでDCC Fest 2018が開催されます。当日行う「デコーダ組付サポート」で、空気を読まれて私はロクハン車輛にA059室内灯デコーダ組込みサポートを担当します。自分で手を挙げた気もしますが忘れています(^^ゞ。お手伝いや指導ではなく事前の注意と疑問に答える、あくまでも補助的なサポートです。私も経験が乏しいのでロクハンさんのご厚意で代表的な車体構造である103系でデコーダ組込みを体験をしました。

車輛を分解

  動力車のモハ102は「電機屋の毎日」さんの東武リバティと同じ構造でしたので、こちらをご覧ください。ここでは先頭車のクハ103内蔵のライト基板をデコーダに接続する事にします。車体と床板の隙間に薄い時計ドラーバーを差し込んで、慎重に床板を外しました。
注1:車体の変形やキズ付きに十分注意します。
注2:後で気が付いた事ですが、テールライトの導光板が折れる恐れがありますので、取り外しはゆっくり慎重が肝要です。

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内部の構造

  2枚構造の床板は赤丸で示した上面のネジと爪それぞれ2ヶ所、そして下面は台車と共締めされています。

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  床板を分解すると集電板とリード線でハンダ付けされているライト基板が姿を現しました。

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  ライト基板のリード線を上面に引き出す為、床板に2ヶ所0.5mmの穴を開けました。ここに集電板側から外したリード線を通したいところですが、デコーダに直接ハンダ付けするのは神経を使うので0.4mmのスケアピンをハンダ付けしました。
注3:ハンダ付けの前に分解した車体は手の届かない所に退避してください。誤ってコテが振れると深く後悔する事に成ります。

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デコーダ側の処理

  A059には沢山のリード線がハンダ付けされていますが、取り扱いが面倒なので一旦全てを外してから作業を開始しました。基板はAタイプの位置でカットします。

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  ライト基板用に白と黄色(F0)をハンダ付けします。ライト基板側にはピンソケットを付けますが、ハーフピッチで圧着タイプが無くピッチも合わないのでコンタクトを直接ハンダ付けしました。床板を組み直してデコーダを取り付けた最終的な姿はこんな感じです。

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  トラックに乗せて通電してみました。

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組み立てミス

  何も考えずに車体を被せたらテールライトが片目に!。導光板が折れて、方向幕の導光板も外れてました(;^^;)。

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ちょっと残念な所

  1. ヘッドライトと方向幕の輝度が同じで面積の小さなヘッドライトが目立ちません。
  2. ロクハンのデコーダは基礎に忠実で真面目な作という印象です。ヘッドライトや室内灯の調光が出来れば、コントローラの操作が増えてDCCを使っている事をより実感できます。何か遊べる物が欲しいなと思いました。今後に期待しましょう。

追記

  ロクハンさんの名誉の為追記します。テールライトの導光板が折れたのは完全に私のケアレスミスで構造的な問題ではありません。写真で分かり難いかも知れませんが約0.5mm径のテールライトに導光板の先端が差し込まれています。車体を外す時は連結面側からゆっくりこじ開けて、運転席側のテールライトを良く見ながら床板を連結面側へスライドさせます。

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組み込む時もテールライトに導光板を差し込むイメージで連結面側から運転席側にスライドさせるとうまく行きます。

2018年6月 8日 (金)

zショーティ動力でNj

zショーティ動力ユニット

  Endless trailのMECYさんに触発されて私もロクハンの動力ユニットを買ってしまいました。ヨドバシで消費税分値引きで他店より安かったので思わずポチリ。

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DCC化

  未だ載せる車体が有りませんので、分解せずアナログのままデコーダから線路に供給して走り具合を試します。MECYさんのブログに『低速走行を安定させるにはCV値の調整が必要』の記事がありました。確かにCV2=32ではラピットスタートしますので思い切ってCV2=1を書き込みました。書き込み時の反応が凄まじくR90のカーブから飛び出しそうです。CV値を読むには長~い直線線路を用意した方が良さそうです。
  結果は狙い通り、スロットルのステップをかなり上げないと発車しませんが超スローで走行します。Nの動力と違い過ぎるスロットル位置はスピードテーブルで合わせ込めば解消出来ますね。小型Njにはぴったりの走りを実現できます。手持ちに乗工社のブラス車体が有りますが、怖いのでプラで此れに相応しい車体があれば良いのですが...

追記

  ミント缶Ⅳスケッチのデバッグ中に、zショーティ動力はステップ11から12で発車する事が分かったので、CV2に11を書き込んだらスロットル位置の不自然さが少し解消しました。
※ミント缶で『アドレスを切り換えるといきなり走り出す』と指摘がありましたので、ノブの変化検出を1/128に絞り込んだら、何故か車両が停止しない現象がでました。原因が分からず調査継続です。

2018年1月 9日 (火)

ダミーのアプト式機関車が入線

ED41

  Bトレラーの私は車両に関する情報アップがほゞありませんが、レアなELを入手しましたので紹介します。
私の知り合いで松井田出身の方から『アプト式レイアウトを作れ』とリクエストされてました。メカを作る技量は有りませんので、せめてED42が欲しいなと思っていましたが、入手は困難な状況でした。
  ところがつい先日、海外モデルを得意とされているへのへのもへじのおもちゃ箱さんのブログがヒントになって、ふとED41(10041)なら海外モデルがあるかもと思い検索したら、なんとマイクロエースのED41がヒット。親切な方がAmazonのマーケットプレイスに出品されていた様で、速攻でゲットしました。

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未使用の新品で保存状態は良好です。

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走行も滑らかで問題無くスーパーミニカーブレールを通過しました。

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  車体を被せただけの構造らしいのですが硬くて分解が難しそう、デコーダを組み込む隙間も見当たりません。ヘッドライトは明るくしたいですが、当分はアナログのままロッドの動きだけを楽しむ事にします。

2017年12月18日 (月)

BトレもNjにの続編

続Nj改造

  2台目の台車を改軌します。前回同様車軸の片側は差し込んだラジペンを開くと簡単に抜けます。反対側は中空パイプの車軸が抜けた部分に1mmのドリルを差し込み、ラジペンで挟んで車輪を手で回しながら引くと楽に抜くことが出来ました。

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中空パイプのカット

  ハイパーカットソーの活用は失敗でした。歯の入りが悪く効率は改善されません。結局力を入れ易いアートナイフが一番効率的でした。

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  2台目ですが要した時間は1台目と変りません。冶具は工夫の余地がありそうですが、結局腕次第と言うのが結論です。沢山加工して腕が上がるのか疑問ですが、完成車両を線路に乗せるとやっぱりいい感じです。懲りずに2両目も有るかもしれませんが、台車に集電機構が無くDCC化出来ないのが残念です。

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2017年12月17日 (日)

BトレもNjに

Bトレの台車をNjに改造

  改造に使用したのはKATOの小形車両用台車 通勤電車1です。

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冶具

  近所のドイトで5mm厚の樹脂版は低発砲塩ビ板だけで強度が不安でしたので、バスコレ道路に使った1mm厚塩ビ板の端切れを5枚重ねて仕上がりの厚さは5.15mmでした。これに1mmと2.5mmのドリル穴を空けます。

改造

  1. 車軸抜きは片側は簡単に抜けましたが、反対側を抜くのに苦労しました。結局中空パイプをラジペンで強く握り、車輪を手で押さえてどうにか抜けました。

  2. 車輪の移動はM2ナットの厚みが1.5mmだったので此れを車軸に通し、ベンチバイスで押し込みました。『カチッ』と音がして軸が動いたらナットで止まるまでゆっくりバイスを締め込みます。
Vice

  3. 一番苦労したのは中空パイプのカットです。カッターに力を入れるとパイプが冶具から浮いてきて短く切り過ぎそうです。力を抜くと何時になったらカット出来るのかちっとも進みません。もう一度改造する時は冶具の上に0.1mmの金属板を乗せてハイパーカットソーで切ってしまおうかと思います。

Jig

  4. 台車枠はカプラーポケットを削らなければいけないかと思いきや、反対側の床板に固定する出っ張りが強度確保のためか6.5mm幅です。ここをアートナイフの先で丹念に削りました。カーブで車輪が当たって走行性が劣るかもしれません。

Cuppler

  どうにか削り終わって、改軌した車輪を取り付けてzゲージの線路に乗せてみました。負荷も無く直線上ですから転がりは滑らかです。車体に組み込んだらどうなる事か不安ですが、今日はもう手元暗がりで限界なので明るくなったら続きを再開します。

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