ロクハン103系
10月6日に浅草のロクハン東京ショールームでDCC Fest 2018が開催されます。当日行う「デコーダ組付サポート」で、空気を読まれて私はロクハン車輛にA059室内灯デコーダ組込みサポートを担当します。自分で手を挙げた気もしますが忘れています(^^ゞ。お手伝いや指導ではなく事前の注意と疑問に答える、あくまでも補助的なサポートです。私も経験が乏しいのでロクハンさんのご厚意で代表的な車体構造である103系でデコーダ組込みを体験をしました。
車輛を分解
動力車のモハ102は「電機屋の毎日」さんの東武リバティと同じ構造でしたので、こちらをご覧ください。ここでは先頭車のクハ103内蔵のライト基板をデコーダに接続する事にします。車体と床板の隙間に薄い時計ドラーバーを差し込んで、慎重に床板を外しました。
注1:車体の変形やキズ付きに十分注意します。
注2:後で気が付いた事ですが、テールライトの導光板が折れる恐れがありますので、取り外しはゆっくり慎重が肝要です。
内部の構造
2枚構造の床板は赤丸で示した上面のネジと爪それぞれ2ヶ所、そして下面は台車と共締めされています。
床板を分解すると集電板とリード線でハンダ付けされているライト基板が姿を現しました。
ライト基板のリード線を上面に引き出す為、床板に2ヶ所0.5mmの穴を開けました。ここに集電板側から外したリード線を通したいところですが、デコーダに直接ハンダ付けするのは神経を使うので0.4mmのスケアピンをハンダ付けしました。
注3:ハンダ付けの前に分解した車体は手の届かない所に退避してください。誤ってコテが振れると深く後悔する事に成ります。
デコーダ側の処理
A059には沢山のリード線がハンダ付けされていますが、取り扱いが面倒なので一旦全てを外してから作業を開始しました。基板はAタイプの位置でカットします。
ライト基板用に白と黄色(F0)をハンダ付けします。ライト基板側にはピンソケットを付けますが、ハーフピッチで圧着タイプが無くピッチも合わないのでコンタクトを直接ハンダ付けしました。床板を組み直してデコーダを取り付けた最終的な姿はこんな感じです。
トラックに乗せて通電してみました。
組み立てミス
何も考えずに車体を被せたらテールライトが片目に!。導光板が折れて、方向幕の導光板も外れてました(;^^;)。
ちょっと残念な所
1. ヘッドライトと方向幕の輝度が同じで面積の小さなヘッドライトが目立ちません。
2. ロクハンのデコーダは基礎に忠実で真面目な作という印象です。ヘッドライトや室内灯の調光が出来れば、コントローラの操作が増えてDCCを使っている事をより実感できます。何か遊べる物が欲しいなと思いました。今後に期待しましょう。
追記
ロクハンさんの名誉の為追記します。テールライトの導光板が折れたのは完全に私のケアレスミスで構造的な問題ではありません。写真で分かり難いかも知れませんが約0.5mm径のテールライトに導光板の先端が差し込まれています。車体を外す時は連結面側からゆっくりこじ開けて、運転席側のテールライトを良く見ながら床板を連結面側へスライドさせます。
組み込む時もテールライトに導光板を差し込むイメージで連結面側から運転席側にスライドさせるとうまく行きます。
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