ミント缶Ⅳにオプションモードを追加 その2
統括アドレス
デコーダのCV19に7ビットのデータを書き込むと、その値をアドレスとして統括運転モードになります。この機能をミント缶Ⅳのオプションモードに追加しました。直接CVに書き込むのでは無く"Consist Control"パケットを送って、実際の動作はデコーダに任せる仕組みです。
Lenz Silverでテスト
アドレス3とアドレス4の機関車にそれぞれ統括アドレス5を書き込むと、以後は2台の機関車をアドレス5で同時運転出来ます。NMRA STANDERDにはCV19のMSB(bit7)で統括する進行方向を決定するとの記述がありますが、Lenz Silverはこれを無視していずれも双方向で動きました。ファンクションはNMRA規格上デコーダ自身のアドレスに応答する規定ですが試していません。ファンクションも統括したいときはCV21,CV22を設定しますが、Lenz SilverにはこのCVが存在しません。Lenz Goldには実装されている様です。
統括アドレスの取り扱いに注意!!
統括アドレスが設定されているとデコーダアドレスでは動かなくなります。統括アドレスを0にすると統括モードを解除しますので、統括運転を終了したら即解除する事を強くお勧めします。これを忘れると、後でCV1のアドレスが合っているのに動かず悩む羽目に会います。入門用途のミント缶Ⅳとしては、かなり危険な機能と言えるかも知れませんが、DCCの奥深さを知ってもらうには面白い機能かなと思い敢えて追加しました。
スマイルデコーダの対応は?
NmraDccライブラリを使用しているスマイルデコーダにはこの機能が有りません。ライブラリを眺めても該当する関数は見当たりませんでした。統括する機能をCVであれこれ設定出来るのでスマイルデコーダ向きかなと思っていたので残念です。但しNmraDccライブラリでは該当するパケットを Reserved扱いにしているので、改造はさほど難しくは無さそうです。
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