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2018年7月

2018年7月27日 (金)

ミント缶Ⅳにオプションモードを追加 その2

統括アドレス

  デコーダのCV19に7ビットのデータを書き込むと、その値をアドレスとして統括運転モードになります。この機能をミント缶Ⅳのオプションモードに追加しました。直接CVに書き込むのでは無く"Consist Control"パケットを送って、実際の動作はデコーダに任せる仕組みです。

Consist_mode

Lenz Silverでテスト

  アドレス3とアドレス4の機関車にそれぞれ統括アドレス5を書き込むと、以後は2台の機関車をアドレス5で同時運転出来ます。NMRA STANDERDにはCV19のMSB(bit7)で統括する進行方向を決定するとの記述がありますが、Lenz Silverはこれを無視していずれも双方向で動きました。ファンクションはNMRA規格上デコーダ自身のアドレスに応答する規定ですが試していません。ファンクションも統括したいときはCV21,CV22を設定しますが、Lenz SilverにはこのCVが存在しません。Lenz Goldには実装されている様です。

統括アドレスの取り扱いに注意!!

  統括アドレスが設定されているとデコーダアドレスでは動かなくなります。統括アドレスを0にすると統括モードを解除しますので、統括運転を終了したら即解除する事を強くお勧めします。これを忘れると、後でCV1のアドレスが合っているのに動かず悩む羽目に会います。入門用途のミント缶Ⅳとしては、かなり危険な機能と言えるかも知れませんが、DCCの奥深さを知ってもらうには面白い機能かなと思い敢えて追加しました。

スマイルデコーダの対応は?

  NmraDccライブラリを使用しているスマイルデコーダにはこの機能が有りません。ライブラリを眺めても該当する関数は見当たりませんでした。統括する機能をCVであれこれ設定出来るのでスマイルデコーダ向きかなと思っていたので残念です。但しNmraDccライブラリでは該当するパケットを Reserved扱いにしているので、改造はさほど難しくは無さそうです。

2018年7月26日 (木)

ミント缶Ⅳにオプションモードを追加

CV書き込み

  ミント缶ⅣでもCV書き込みモードを残していますが、積極的なアナウンスは行わない事にします。理由はDesktopStationさんの記事の通りです。ミント缶Ⅳは大幅に価格がアップします。そこにCV読み出し機能を追加したら、価格面で入門者用の役割を果たせなくなります。そこで代わりと言っては何ですがOPS CV書き込み(動作モードCV)を追加しました。
  [SEL]ボタン長押しでオプションモードに入ります。対象のLocoアドレスを決めたらOPT:のオプションを選択します。[▽]ボタンを押すと、ついでに追加したコンシスト制御モードに変わります。下の画面はOPSモードです。

Ops_mode

OPS CV書き込み

  走行中にCV値の書き変えが出来ますので、分かり易いCV3(加速)とCV4(減速)をLenz Silverで実験しました。結局どちらも一旦停車しないと分かりませんが、CV値を読み出して確かめなくても書き込んだ結果を体感する事が出来ます。
  スマイルデコーダはOPS書き込みを考慮していないのでAck動作で一瞬モータスピードが上がります。これはまずいなと思ってNmraDccライブラリを眺めていたらnotifyServiceMode()と言うコールバック関数を見つけました。これをスマイルデコーダのスケッチに追加します。

boolean gSvcMode = false;

extern void notifyServiceMode(bool svc)
{
  gSvcMode = svc;
  #ifdef _DSFOX
   Serial.print("notifyServiceMode "); 
   Serial.println(gSvcMode); 
  #endif
}

void notifyCVAck(void)
{
  if(gSvcMode)
  {
    MOTOR_Ack();
  }
}

  これでOPS書き込みの時はAck応答せずに済みます。CV値はnotifyCVChange()関数内で変数を更新して直ちに動作に反映させます。

extern void notifyCVChange( uint16_t CV, uint8_t Value)
{
  if(!gSvcMode)
  {
    switch(CV) {
      case CV_ACCRATIO:
        gCV3_AccRatio = Value;
        break;
      case CV_DECCRATIO:
        gCV4_DecRatio = Value;
        break;
    }
}

  一番効果を実感出来そうなBEMFパラメータで走行中の変化を確かめたいですが、テスト環境が整っていません。DesktopStationさんからお借りしているロクハンのセットとスーパースリムで試しましたが、この程度の傾斜ではEMFオフで何の問題も無く走行して、効果を体感するには至りませんでした。

Rokuhan

 

2018年7月21日 (土)

ミント缶Ⅳの画面デザイン その2

画面の遷移

  液晶画面が小さくて見難いと悪評なミント缶Ⅳですが、サイズは変えられないので機能別に表示を分けて1画面に表示する文字数を極力少なくしました。SEL+△ボタン、SEL+▽ボタンで画面を切り替えます。

Oled_tramsfer

  ファンクションモードでは2つのボタンでそれぞれ0から28までを選択、アクセサリモードとルートモードはファンクションボタンをDiv(分岐)とStr(直進)にアサインします。アクセサリアドレスは4桁各数値を△▽ボタンで選択して最大2044まで使用可能です。ルートは1から25まで、各ルートに10通りのアドレスを登録する事が出来ます。

4桁アドレス登録

  Fxボタンを押しながら電源オンで4桁アドレス登録モードにします。Src番号(元アドレス1 - 50)を選んでDist数値(アドレス1 ー 9999)を登録する事が出来ます。登録したアドレスはFnボタン(CVW)でデコーダへの書き込みも出来ます。ミント缶にはCV読み出し機能がありませんので手動でCV29に既知の値を設定してください。2桁←→4桁のアドレス変更を行わなければCV29の書き込みをパスする事も出来ます。

LongaddressLongaddresswrite

新しいスケッチ

  DesktopStationサイトの[Wiki] - [有志のスケッチ]にr0.1をアップしました。ミント缶Ⅳ頒布試験にご協力頂いている方々、お手数ですがスケッチを更新してお試しください。

2018年7月15日 (日)

国産デコーダを試す

ロクハンの室内灯型マルチタイプ

  NGDCC以来の国産デコーダが発売されました。小型汎用タイプのA053と室内灯タイプのA059ですが、後者のA059を試してみました。室内灯LEDとモータ駆動、デコーダ2個分の機能ながらヨドバシで送料無料の\3,110です。
  基板サイズは実測117mm x 6.9mm x 1.8mm、部品の実装は片面のみで屋根裏に両面テープで張り付ける事が出来ます。リード線がハンダ済ですが、基板両端にF0、中央にF2とコモンが束になって基板を覆っている感じです。

A059

基板単体でテスト

  基板途中に4ヶ所カット用のスルーホールがあり、組み込む車両に長さを合わせる事が出来ますが、先ずはカット無しでLED全てを点灯してみました。室内灯はF1に割り当てられています。因みに使う予定の無いリード線は安全の為、通電前に全て取り外しました。

A059_full

基板の長さを合わせる

  カットしなければNゲージサイズとの事なのでKATOのキハ110に合わせてみました。両運転台なので運転室の分、客室が狭くなってますので指定位置の①でカットします。

A059_cut

車体に組み込む

  車内に組み込むとこんな感じです。当然ですがデコーダは隠れて見えません。ヘッドライトは車両の仕様に合わせて2線式双方向で結線しました。配線を整理すればもう少し目立たなく出来ると思います。この形状でモーターも駆動できるデコーダはアドバンテージが高いです。

Kiha110

Kiha110_light

  走行は概ね好調です。但しロクハン製に限りませんがリード線出しタイプは、不要なリード線の取り外しとリード先のハンダ付けを注意深く行わないと、思わぬ所でショートしてデコーダを破壊しかねませんので慎重な取り扱いが重要です。

サンプル提供協力:ロクハンさま

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